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17年目の21世紀

 ジョージ・オーウエルの『1984年』は未来小説だったはずだが、1984年はすでに遠い過去のこと、キューブリックとクラークの『2001年宇宙の旅』も15年も前の話になってしまった。今、わたしたちはどのような未来を希求すればいいのだろうか。

 スリーマイル島チェルノブイリにつづき福島でも原子力発電所が事故を起こしてしまった。原爆が投下された広島、長崎につづき福島までも、原子力の犠牲となった。1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災につづき、2016年熊本大地震も発生し、まさに足元が揺らいでいる現在、2020年オリンピックの東京開催が決定していても、手放しでは喜べない状況である。豊かに富み栄えるべき島、福島に災いがもたらされただけではない。すでにこの国の成長神話はまさしく神話になってしまっているのに、いまだに経済成長を強く押し進めようとすることなど論外である。すでに軟着陸すべく、これからの未来を考えるべきときは過ぎている。